オペラ「トスカ」ゆかりの地を巡る旅

2023年にボローニャ歌劇場で観た《トスカ》。その公演をきっかけに、すっかりこのオペラにはまってしまった。
ローマでどうしてもやりたかったことのひとつが、《トスカ》の舞台となった場所を実際に訪ねてみることだった。

第1幕:聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会

幕開けの舞台は、聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会。
オペラでは、大きな絵の前でアンジェロッティとカヴァラドッシが歌う場面が印象的だった。幕切れは、あの壮大なテ・デウムの合唱。実際の教会に立ってみると、あの場面と旋律が頭に浮かんでテンションアップ。

第2幕:ファルネーゼ宮殿

第2幕の舞台はファルネーゼ宮殿。関西万博で展示されていた「ファルネーゼのアトラス」の“ファルネーゼ”とは、まさにこの宮殿を指す。
訪れたときは工事中だったが、予約と入場料で内部見学が可能とのこと。周辺の街並みも美しく、歩いているだけで気分が高まるエリアだった。

第3幕:サンタンジェロ城

最終幕の舞台はサンタンジェロ城。オペラの舞台装置では伝わらなかったが、実際に見るとその巨大さに圧倒された。
トスカがどこから飛び降りたかには諸説あるが、1976年版の映画では、このテラスからだった。
このテラスを見つけた瞬間、テンションMAXになって脳内にはラストの旋律が響きはじめ、つい口ずさみながら写真を撮りまくってしまった。周囲にいた日本人観光客には、もしかしたらドン引きされたかも。

ちなみに、このサンタンジェロ城は『ローマの休日』でも使われていて、そちらの方が有名かもしれない。