
世界一周、思い立ったが吉日?
退職してまとまった時間ができたため、「どうせなら一気にあちこち行ってみよう」と思い立ったのが始まりでした。
目的は単純で、「ヨーロッパでオーケストラやオペラ鑑賞をしたい」「中南米で珍しい動物たちに会いたい」というものです。
ものぐさな自分が世界一周航空券を選んだ理由は一括で管理できるからです。予定を忘れがちなので、LCCを乗り継ぐよりもずっと楽でした。しかも長距離路線(フランクフルト→コスタリカ、メキシコシティ→成田)を使えるので、コスパも良さそうだと思いました。結局、追加でLCCの航空券も何枚か買う羽目にはなったけれど、全体的には大きな助けとなりました。
世界一周航空券ってなに?
ざっくり言うと、一度の予約で世界をぐるっと回れる航空券。世界一周航空券には、スターアライアンスとワンワールドという2つの大きな選択肢がある。
私はスターアライアンスの世界一周航空券を使いましたが、ざっくりとした基本的なルールは以下の通りです。
- 東回り or 西回りのどちらかを選ぶ
- 旅行開始国と終了国は同じ(私の場合は日本)
- 総移動距離(マイル)で価格が決まる
- ストップオーバー(24時間以上の滞在)は最大15回
- 旅行期間は10日〜12ヶ月
- 一度予約すれば日程変更は何度でも無料
- ハブ空港を使って効率的に回れる
「一気に複数都市を旅したい」「長期の休みが取れた」という人には、意外とありな選択肢かもしれません。
世界一周航空券の購入とルート決定の流れ
当初は「ヨーロッパを回って、中南米に行きたいな~」くらいのふんわりしたイメージでした。ただ、中南米に強いLATAM航空がワンワールドを脱退していたこともあり、最終的にはスターアライアンスの世界一周航空券を選択しました
結果的にこんなルートに:
- イスタンブール経由でヨーロッパ入り
- 推しの指揮者の公演を鑑賞するため、急遽パリを追加
- ルフトハンザ航空のドイツからコスタリカへの直行便で中南米へ
- ANAのメキシコから成田への直行便で帰国
正直なところ、旅程はもう少し効率的に組むことが可能でした。
なお、世界一周航空券はスターアライアンスの公式サイト「BookandFly」で購入しました。
世界一周航空券の旅① ヨーロッパ編
🌍 世界一周航空券の基本ルート
関空 → (イスタンブール) → ローマ → パリ → ブダペスト → ウィーン → (フランクフルト) → サンホセ → (ニューヨーク) → 羽田 → 神戸
🎫 自力手配した区間
- ローマ → パリ: easyJet
- パリ → ブダペスト: Wizz Air
- サンホセ → ニューヨーク: JetBlue
- ニューヨーク → 羽田 → 神戸: ANA
※ ( )はトランジット
主な目的がコンサート巡りだったため、公演の日程に合わせての移動のスケジュール組みが難しかったです。ローマ→パリ、パリ→ブタペストをLCCにしたため、地味に費用がかさみました。
★ヨーロッパ旅の主な目的
1.パリでペトラ・ポペルカ指揮 パリ管弦楽団の演奏会
2.ブタペストでオペラのガラコンサート
3.ウィーンのフォルクスオーパーでオペラ「カルメン」の公演
このまま中南米に移動して旅行を続けるはずが、ドイツから移動した先のコスタリカで体調が悪化したため帰国することになり、世界一周旅行は一時中断しました。
世界一周航空券の旅② 中南米編
🌍 世界一周航空券の基本ルート
成田 → (ロサンゼルス) → (パナマ) → コスタリカ → キト → ガラパゴス諸島 → (グアヤキル) → (ボゴタ) → (リマ) → クスコ → リマ → パナマ → メキシコシティ → 羽田
🎫 自力手配した区間
- 成田 → (ロサンゼルス): ZipAir
- (パナマ) → コスタリカ: Copa Airline
- (リマ) → クスコ → リマ: Sky Airline
※ ( )はトランジット
前回のヨーロッパ旅から約2か月。気を取り直して、コスタリカから世界一周の旅を再開しました。
主な目的は珍しい動物を見ること、ペルーのマチュピチュを訪問することでした。ガラパゴス諸島の訪問が費用がかさんだ原因です。入島料だけで200ドルほどかかるし、食費、宿泊費、ツアー代と何をするにもお金がかかりました。でも珍しい動物に出会えたし、行ってみてよかったと思います。
★中南米旅の主な目的
1.コスタリカで幻の鳥「ケツァール」を探す
2.ガラパゴス諸島で絶滅危惧種の「ガラパゴスペンギン」を探す
3.ペルーのマチュピチュに行く
気になるお金の話
- 世界一周航空券代:約51万円
- ヨーロッパ3週間の旅費:約21万円
- 中南米3週間の旅費:約31万円
- 一時帰国、買い足したLCCの航空券:約32万円
面倒くさがりの私でもできた、スターアライアンス世界一周航空券のルート変更
途中で体調を崩して日本に一時帰国したこともあり、日程変更は何度も行いました。
でも、ルート変更や便変更は意外と簡単でした!
- BookandFly宛に英語でメール一本送るだけ。予約番号、元の便、希望便などを書いて送信します。参考までに私が送った日付変更のリクエストメールを貼り付けておきます。
(件名)Request for Schedule Change Round the World Ticket (Booking code:XXXXXX)
※世界一周航空券を予約した際の予約番号を記載しましょう。
(内容)Dear Sir/Madam,
I hope this message finds you well. I would like to request a schedule change for the
following flights under my round-the-world ticket, boking reference number: XXXXXX.
※突っ込みどころが多そうな書き出しですが、とりあえずこれでいきました。
Current schedule:
Oct 30- AV000
Flight: 16:00 San Jose (SJO) – 19:00 Quito (UIO)
Requested schedule:
Nov 4 – AV000
Flight: 16:00 San Jose (SJO) – 19:00 Quito (UIO)
※変更前の便と変更希望の便を記載します。
I would greatly appreciate it if you could assist me in adjusting the flights to the new dates
as requested.
Thank you for your attention to this matter, and I look forward to your confirmation.
Best regards,
〇〇 〇〇
※こんなに丁寧に書く必要がないかもしれないけど一応。 - 便や日程変更の締め切りについて:Book and Flyのサイトを見ても、締め切りについてのルールを見つけられませんでした。ただ、世界一周航空券の購入期限が最初の便の72時間前までとは記載されていたので、72時間前までにリクエストを送れば確実かなという気がします。
- 返答速度:私のケースでは数時間〜半日で返信がきて、ほぼ希望通りに変更できました!トランジットの予定を途中降機に変更した際には差額が発生しましたが、購入時のクレジットカードを使用して処理してくれました。
注意点としては、2回目以降の変更時には、これまでのやり取りも含めて送る必要があったこと。
実際に旅して思ったこと&反省点
もしパリでの推し活がなければ、物価の安いバルト三国や東欧諸国を中心に巡ることで、滞在費用を抑えられたかもしれない。でも、パリの街を歩きながらオルセー美術館やルーブル、ジヴェルニーの庭まで行った体験は本当に良かった。帰国後、美術展に行くたびにパリの風景を思い出すので、あれはお金には変えられない価値だったと感じている。
また、若い頃のようには無理がきかず、常に謎の体調不良と闘いながらの行動となった。
特に緊急帰国を余儀なくされた際の往復航空券は予想以上に高額で、予算面では少々痛手となった。
これから世界一周航空券を考えている人へ
- 世界一周航空券は、旅のルートがある程度決まっている人にはおすすめ。LCCよりも荷物を預けやすいし、アプリで一括管理できて本当に楽。
- ルートを考えながら旅行する人、荷物が機内持ち込みサイズの人はLCCの方が便利。
- LCCを使う場合は、チェックインカウンターが分かりづらかったり、早めに空港に到着しても2時間前からしか並べなかったりで、意外とストレスが多い。
- 当たり前ですが、旅行保険には入りましょう!
ものぐさな自分でも、なんとか世界のほんの一部を巡ることができました。
次はどこへいこうかな。



